篤姫

大河ドラマ篤姫 一本の道

しっとりと穏やかな季節の朝焼けの中に、篤姫はじめ大奥の女性たちが静かに消えていったようなラスト。いい余韻が残った。文句をつけたこともあったけれど、一人一人が生きていたドラマだったと思う。それぞれの成長も心地よく見て取れて、自然に応援しよう…

12月7日放送の篤姫

この日の篤姫は女性たちが大奥を去るシーンが中心。みんな熱く凛として好演だったと思う。

篤姫 無血開城

そういえば、大河ドラマの「篤姫」無血開城まできたんだ。 西郷隆盛と勝海舟の対峙の場面にしろ、篤姫が大奥で、女たちに大奥がなくなることを告げる場面といい、マンンガチックにあっさりと簡単に流していたが、それはそれで面白かった。定家が久しぶりに登…

篤姫「慶喜救出」

久しぶりに観れた篤姫。坂本竜馬はもう亡くなっているし、月日の進むのはあっという間だなぁ。 でも篤姫は相変わらず人品清く正しく凛として、当時の偉人たちのすべてがこの女性を軸に動いている。 それにしても慶喜の描き方が・・・こんな小物扱いでいいの…

篤姫 薩摩燃ゆ

俳優一人ひとりは魅力的なのだが、ドラマとして惹きつけられるものがなくなってきて、感想も気のないものにしてしまっている。それは、男性陣の描き方に命の底力を感じないからだ。薩摩と英国との戦争ですら・・・ま、いいか、来週を楽しみにしよう。

篤姫 姑の心嫁の心

家定が他界して以後のこのドラマ、色合いが変わったかな? 一応毎週観ているのだが、感想らしいものも喚起されなくて・・・・・。勝海舟(北大路欣也)と竜馬(玉木宏)の会話の場面なんかあまりにやわすぎてついていけなかった。

篤姫 三十三回 皇女和宮

今週は、天璋院(宮崎あおい)は、自分を薩摩に帰そうと裏画策する老中と激しく言い合いをするなどの場面もあり、痛快で面白かった。そして、政争の道具といえば皇女和宮。現代的な顔立ちの掘北真希扮する和宮の登場で、舞台はいよいよ大奥物語の色濃くなっ…

篤姫 三十三回 桜田門外の変 & 13日のゴンゾウ〜伝説の刑事

篤姫 三十二回 桜田門外の変 再放送でたった今観たのだが、つまらない井伊大老の死だった。安政の大獄で多くの人材を虐殺した人間の死とそこに至る経緯を、こんな薄っぺらな感傷で色づけしていいの? 宮崎あおいは、魅力的な女優だし、若い頃の利発、行動力…

篤姫 三十一回 さらば幾島

大人の女性二人(幾島:松坂慶子 右大臣近衛忠熙に仕える老女村岡:星由里子)の凛とした見事な生き様を描いた。 井伊大老(中村梅雀)の安政の大獄の嵐吹き荒れる中、村岡も慶喜擁立の為、政治的な動きをした疑いをかけられ江戸に連れて来られる。篤姫(宮…

篤姫 三十回 将軍の母・・・江戸も薩摩もファシズムが

江戸は井伊直弼(中村梅雀)によるファシズムが支配しはじめた。慶喜を将軍にしようとした人たち、井伊に逆らう人たちへの弾圧が起こってきたのだ。 薩摩では斉彬の死後、弟の久光(山口祐一郎)が跡を継いだのだが、父親、島津斉興(長門裕之)が戻ってきて…

二十九回 天璋院篤姫

家定(堺雅人)の死をめぐるそれぞれの女性たちの形。幕府の政策上、将軍の死は一定の期間公に出来ない。大奥を取り仕切る年寄の滝川(稲森いずみ)は、篤姫(宮崎あおい)と家定が真に心を通じ合っていた夫婦であることをわかっており、篤姫の心中を察して…

大河ドラマ「篤姫」二十八回 ふたつの遺言

篤姫(宮崎あおい)と家定(堺雅人)の別れほど切なく哀しく、むごいものはない。互いに同じ屋敷内にいて(いかに広かろうと遠かろうと同じ屋敷内といえる)、そして互いに気遣い合い、片方は自分の死期を察知していていながら会うことが叶わず、そして片方…

篤姫 二十七回 徳川の妻

篤姫(宮崎あおい)が、薩摩の養父、島津斉彬(高橋英樹)の密命を振り切り、家定(堺雅人)の妻として徳川の人間になりきり生きることを決意する。その篤姫、家定の純愛を軸に、当然生じてくる幾島(松坂慶子)との熾烈な葛藤や、次期大老を彦根の井伊直弼…

26回 篤姫 嵐の建白書

時刻は、お世継ぎの問題で、島津斉彬(高橋英樹)の意向を汲む派と井伊直弼(中村梅雀)、本寿院(高畑淳子)派の暗躍が表立ちはじめ、篤姫(宮崎あおい)の回りは不穏の色が濃くなってきている。篤姫にも、薩摩の養父、斉彬からの密書が届き追い詰められて…

大河ドラマ「篤姫」における島津斉彬像への不満

篤姫はなかなか面白く、毎週楽しみに観ているが、回を追うごとに不満がふくらんでくる箇所がある。不満というより、ストレスさえ感じる部分である。 それは、下のエントリーでも書いているが、島津斉彬の描き方である。役者がいけないというのではない。演出…

22日の篤姫ー母の愛憎

この回の胸を打った場面は、篤姫と家定の純愛。私はこの回ではじめて篤姫が宮崎あおいで成功していることを認識した。人間としての純朴さ、女性としてのみずみずしい情感がほとばしって愛らしく素敵だった。これまでずうっと、この役は蒼井優(字が違うかも…