これって喧嘩かズバリ虐待か? & 宣伝=ペンクラブ電子文藝館に掲載

パソコンを新しくするまで日記を書くのはやめようと思いつつ、夜中に目が覚めてしまうとちょっと一言書いちゃおか・・・と。


そこで、『これって喧嘩かズバリ虐待か?』。
こんなこと暴露するのは気がひけなくはないが・・・三日前の朝のこと。
私の朝は夫を起床させることからはじまるのだが、現在胃ろうから水分を充分摂るので排尿の量が多く、夜中に下着を取り替えていても朝はパジャマやシーツまでぬれていることがある。
この朝もそうで、身体の清拭、下着(おむつ)の取替えをあたふたと急いで取り掛かった。このあたふた感が夫の機嫌を損なわせたのか夫が頑ななに取替えを拒否しはじめたのだ。


こういう時の力は驚くほど強く、介護者一人では作業が難しくなる。でも放置しておくわけにはいかない。なだめたりすかしたり(というと言葉は悪いがマジなだめすかしの状態になる)してなんとかかんとかさっぱりさせたいと思うのに、夫はついには私に殴りかかる様をみせはじめ、実際拳骨が頬骨にあたった。これが痛いのなんの。思わず顔を抑えてうづくまったくらい。やっと立ち上がった時、私はぶちきれていた。


再び私の顔にめがけて夫の手が降りあがった時、私は怒りをこめてひっぱたき、押さえつけ、つねった。形相はさながら鬼のようであったろう。そうやって下着、衣服をととのえ終わったとき、私はもお汗びっしょりであった。それよりびっしょり重かったのは気分である。
そして夫の手の甲の皮膚が少しだがはがれて血が出ているのを見た瞬間、ほんとに消えてしまいたいほどなにもかもいやになってしまった。(言い訳がましいが、夫の手の甲の皮膚は、ちょっとどこかにすっただけではがれる状態になっている)
ほかのところもそれとなく気をつけて見ると、私のぶちぎれの産物があざになって出ている。


もう昨日になっているが四日から三日間のショートスティだったので施設に送っていったのだが、施設の職員さんに傷のことを言っておかなくてはならず、そのまんま本当のことを言っているうちに、正直自分では喧嘩をしたつもりでいたのだが、急に『これって虐待か?』と思い至りぞおっとしてしまった。


でも・・・私の方についた傷やあざはもっとひどいですからね、やっぱ『喧嘩』といっていいんじゃね?(なんかトボボボ)


終わったことをネガティブにひきづってはならない、をシンジョウにすることにして、そこで気を取り直してひとつ宣伝を。
新作はまだまだ書けないので、でもちょっと自分を奮い立たせたい思いがあり、短編集『ムシの方舟』を日本ペンクラブの電子文藝館に掲載してもらった。よかったら読んでください。
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/