再放送「相棒」 複眼の法廷

今日は雨なので、夫の散歩は中止し、テレビドラマ「相棒ー複眼の法廷」の再放送を観る。
このドラマは、裁判員制度をテーマとしたもので、いつもの水谷豊の右京さん、寺脇康文の薫ちゃん、薫ちゃんの恋人(妻?)で記者をしている鈴木砂羽の他に、石橋凌の裁判官、田中美奈子の裁判員などの出演で展開する。物語は、地域のために働く巡査が射殺されるという事件からはじまる。


今回、この再放送をブログに書こうとしたのは、ドラマの感想ではなく、最初の放送の時に、私はとんでもない間違った理解をしていたことに気づいたので、そのことを書いておきたかったのだ。
間違った理解とは、石橋凌の裁判官が公正で清廉な人で、信念を貫こうとした物語と思っていたことだ。


言い訳がましいが、最初の放送の時、ラストの数分を観られなかった。・・・そういえば、相棒はラストの数分で全部がわかるようになっていたっけ。
ドラマの経緯の中では、石橋裁判官が公正で清廉に思わせる描き方になっていたが、この人は、裁判員制度に批判的で受け入れていず、一回目の裁判が国民の批判を決定的にするように、巧妙に画策していた人なのであった。
そのことをラストで右京さんとの論議という形で暴いている。
説明的な場面も多かったが、考えさせられるものがあった。
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余談だが、正直なところ、私は、石橋裁判官と同じ意見を持っており、この制度への疑念と不安を堅く持っている。