晴れ渡った空 ズボラな神様

さっき森に行って、その行き帰りに見た空の青さに心打たれた。そしてすっかり元気になった。
今日も頑張るゾ。災難続きだった猫のブチ子もゆったりと落ち着いてゴロゴロとのどをならしている。よかったなぁ。


第一の森の猫たちの食卓小屋。犬小屋をおいたのは、カラスさんたちからごはんを守るため。なにしろみんな食べてしまうので。小屋が食卓になってからは、カラスさんたちにほんの少し、小屋の外においておくと、それで満足してくれる。カラスの食卓で、猫とカラスが一緒に食べていることもある。Hさんちの犬のワンコも一緒のこともある。
みんなほんとにのんびりと生きている。
ブチ子はひどい災難にあったが、すきさえあればこの食卓にこうして寄っていく。ここは安心だと信じているのに違いない。


人間だけだよ。あれは駆除、これは迷惑とギスギスギスギスと自分の狭い考えを絶対にして、人や生き物を排他するのは。そういう非寛容こそが世界や社会に”迷惑”だってそろそろわかってもいい時代だと思うけどね。
ブチ子やニャンタが自分の家の庭に入るのは許せない、子供が喘息だ、と言って指導センターになんとかしろと言った人がいる。平気で「ぶっ殺せ」とも言っている。自分の子供が喘息なのは、世界の生き物のせいだ、そんな生き物は”駆除”して当然と思っておられるらしい。でも周りの人はみんな知っている。その人が、車に子供を乗せて、自分は運転しながらタバコをぶかぶか吸っていることを。喘息の子供がその空気を吸ってることを。・・・人間は恥ずかしいね。多かれ少なかれ、殆どがこの人と同じように自分のことはさっぱりわからずに生きている。
私もしばしば、「他人事じゃない」と強烈に自分が恥ずかしくなる。・・・ま、天のもとでは、これでみんないい、ってことなのかな? 多分、そうなんだろうね。
神様って最高にズボラなんだよ。(笑)