龍馬伝「霧島の誓い」

私の好みという基準でだが、龍馬伝は深くイイ回とナンダコリャ回の差が激しい。
この回はナンダコリャの回だった。

龍馬(福山雅治)とお龍(真木よう子)は逆鉾の神話の地、霧島の頂上に登る。(この霊山は女人禁制の山なのだが、お龍は男装して登る。個人的に、私はどこでもそこに代々伝わる守るべきことは、それが迷信であろうとなんであろうと一人間として守る、という感覚があるので、このお龍の行為はよく思わなかった。ま、いいけど)


さて、頂上に登って龍馬は頂に突き刺さっている逆鉾を抜き、天に掲げて、人々のために日本をひっぱっていくことを誓うのであるが、この場面が気に食わなかったのである。せっかくの壮大な龍馬の志をファンタジックに表現できる場を、なんでこんなに小さくおさめてしまったのだろう。

緑鮮やかな大きな自然と、頭上すぐ近くまで迫っている天空のもとで、龍馬は心の底から誓うのである。自然と空の力が龍馬の決意を謳い祝い轟くという演出にしてほしかったなぁ〜。