ここ数日間のこと

■ダウンから生還
痛ましいニュースを思い詰め、眠れない上に食べれず、そうした疲労からきたのか、自家中毒のような症状がはじまってしまった。吐くのが胃の壁がヒリヒリ火傷をしているような感じでとても苦しかった。
もしかしたら熱中症だったかもしれない。自力で回復したからしぶとい。やっぱりよく友人たちに言われるように、トラックにぶつかっても死なないに違いない。・・・試すつもりはないですが。


こうなるしばらく前からほんとにぼんやりしていて、電話料金が滞納になっていることに気づかず、電話が止まっていた。身体が大分らくになったので数日ぶりにパソコンを開こうとしたが接続ができない。サポートセンターに問い合わせたら、「あのう、電話料金支払われていますか?」と遠慮がちに訊かれてはっと理由を察知。
携帯も電源を切ったまま車に放置していて、いろいろ心配かけてしまった。しっかりしなきゃね。


■ベアとプチのその後
ベアは首の生傷状をみるとひどいが、本人は腫れていたときよりぐんと元気になり、私が台所にいくたびについてきて、「クレ〜、クレ〜」とうるさい。それも缶詰の特別食をねだるので困ってしまう。病気や怪我で食欲がない猫や犬に、ほかの子らに内緒でフンパツして特別な缶詰を食べさせるのだが、回復したあとがワガママになってタイヘンなのである。息子に過保護だと叱られる。

今日(13日)、ベアの薬をいただきに病院に行ったおり、消毒をするのが一苦労で・・・とグチっていたら、先生曰く。「今は薬を飲んでいれば消毒はしないほうがいいということになっているんですよ」。
「ヤッター!」。


プチの腹水も大分改善して、食欲も平常に戻ってきているが、状態が悪い間の特別缶詰が出なくなって、「チェッ」と態度わるい。

「私が具合悪い時、食事作ってくれるか!?」と本気で憮然とする大人げない私だ。


■イタコ
青森出身の知人が、「恐山のイタコを紹介するから行ってみませんか」と言ってくださる。関心はあるのだが・・・・・。


■行方不明の高齢者たち
連日報道されているこのニュース。思うこと、感受することはいくつもあるが、何人かの知事が、「親をおろそかにして、なんという国になった・・・」という意味のことを言って嘆いておられたことに、こうした国にした責任は、あなた方行政や政治を司る人たちにもあるのではないですか。その比重は相当重く、と言いたい気持ちがこみあげる。・・・実際、指導者の位置にある人たちの、何の力をもたない個人への無関心さは目を覆うものがある。行政や政治は、住民個人の利益や尊厳を守るべき役割があることすら知らないのだ、と思うしかないほどだ。

こんな土台の上で、暮らしの困窮にあえぐ人たちが、力尽き、折れ、人間をやめていく道に転がり落ちていっていることに、指導者たちは芯から気づくべきだ。国や人を滅ぼしたくないならね。


捨てられ、あるいは自ら求めて崖下で死んでいく高齢者たちは、おそらく、誰も恨まず、憎まず、悔いもないだろう。・・・・・もしかしたら、さびしさだけは抱いたままであるかもしれないが。

私にもこうした死がくるだろうが、願わくば、さびしさも風と化していきたいものだ。・・・が、煩悩深き私のことだ、きっと、社会に一度振り向いて、「もんくあっか!」とひとこと放っていくだろう。