龍馬伝「さらば 土佐よ」番外編

前夜に書いた「さらば 土佐よ」の感想の中で書いているが、龍馬が脱藩した後、兄が朝食を食べながら、今後の自分たちのあり方について言葉を出す。
脱藩者は捕らわれれば死罪になるし、家族もただではすまないのが当時の現実なのだ。だから当然、龍馬の脱藩を見送った当主の兄には、さまざまな思惑と決死の覚悟があったろう。そして、『自分たちはこう戦う、この戦いに賭ける、みんな、心配するな』という意味の凛をした姿勢を示すのだ。

ここの内容を私は正しく把握しておらず、下のように書いていた。
”翌朝、兄が質屋(?)に行ってなにかをナントカするという。ここがよくわからなかった、想像だが、質草を買ってくるといったような・・・。「上士様はいばってはいるけど、実際の暮らしは大変だから、ひとつくらいは質にいれている。それをこちらが手に入れておけば、我らに簡単に手出しはできない」という流れの話だった気がする。”

これに対して、「龍馬ファン」さんが、わかりやすい説明のコメントを入れて下さいました。
”坂本の本家は才谷屋(さいたにや)という大店なんです。その本家に行けば上士達がお金に困って質屋に入れた質草とその記録があるだろうと。それを入手すれば、坂本の家では上士にもひるまず、弱みを握る事で龍馬の脱藩騒動があっても戦えると。兄はそう言っていたのです”

こういうことだったのですね。そういえば龍馬が弥太郎と話している中で、自分にも商売人の血がはいっちるきに、と言ってましたね。その時たしか、屋号の名前も言ってましたね。

大事な背景のひとつがわかってほっとしました。龍馬ファンさん、ありがとうございました♪