記憶の海 最終話

疲れがひどくて21時に横になってしまった。このドラマがはじまる23時半には起きるつもりだった。○○時に起きる、と決めたら目覚ましがなくてもたいてい起きれるので、目覚し時計をセットしていなかったのだが、残念ながら失敗して目が覚めた時、ドラマは終盤にさしかかっていた。

どうもヒロタマナブ(筒井道隆)の記憶は取り戻せなかったようだった。
ヒロインの小野里美(伊藤歩)が研究所をやめて一人旅立っていった。おなかに赤ちゃんがいて、ラストにマナブと写真を撮り、握手をして去っていく。


マナブは里美の後姿を見送り、「懐かしい人にあったような・・・」と呟く。


結局私は、このドラマの核心の部分を見落とし、筋立ては何もわからないままだった。
でも、ラストの10分余を見終わって思った。
切ない物語だったけど、里美とマナブの見ている遠い一点は”希望”なんだな、と。そう感じさせてくれるものが残った。二人の清涼な存在感がドラマをリアルにしているとも思った。再放送があったら、今度こそ全部きちんと観たい。