相棒「右京、風邪をひく」

何度もリピートしながら、そのたびにより前に戻り、観る人に出来事の真実をわからせる、というお洒落な構成で進んでいく物語。最初は、高価なペンダントを盗んでしまった老人と、その老人をはずみで殺してしまった男女の背景が、リピートされるごとにはっきりしてくるのを、単純に楽しんで観ていたのだが、老人が盗んだと思ったペンダントの真相が、軍手の人形劇と少女の瞬時の出会いにあったとわかった時から、切なさに涙がじわじわ出てしまった。
塀越しに、少女がペンダントを老人にわたす場面がさらっとした演出だったのがよかった。少女と老人の演技も清潔感のあるさっぱりとした感じで、私はあのシーンでぐうっと物語にはまりこんだ。


ところで、次回はもう最終回スペシャルらしい。あっという間に終わってしまうんだなぁ。シーズン9も右京さん(水谷豊)と神戸くん(及川光博)の相棒でやるんですよね? ぜひぜひそうお願いしたいです。神戸くんのもっと深い面の出る物語をシーズン9でつくってほしいのだ。でも最終回の予告編、それを期待させてくれましたね。次回、ほんとに楽しみだ。体調を万全にして観なくちゃ。


臨場の予告編をやっていましたね。臨場もいいけど、ゴンゾウの続編を考えてほしいなぁ。