失敗ばかり

夫の四十九日をかねて、昨日、他県にいる継母に報告に行った。
この日一日で、どーしたー! と自分で呆れ返る失敗がいくつも。

その1 きちんとしたスーツを着たのに、靴は泥まみれになっている犬の散歩用をはいていた。途中でデパートに入って買い物をしたのだが、この時、そのトンチンカンないでたちに気づいた。ギョ!となった。

その2 夫が遣っていた車椅子をどなたか必要な人に使ってもらいたいと思っていた。事業所で購入した中古品だが、新品で購入すると10万円をこえるものだ。まだまだしっかりしている。そこで昨日、継母の知り合いの方に差し上げることになってもっていった。
帰りもそのまま車に入っていた。継母の家を出る時、珍しく継母が外に出てくれたので、「寒いから家に入っててください」と言いながらも感激して、私は車の窓をいっぱいに開いて、ずうっと手を振っていたのだが、継母もずうっとこちらを見ててくれ、胸が熱くなるほどになった。・・・あれは、車椅子を受け取るために出てくれていたのだなぁと帰ってから気がついた。困った。

その3 継母の家に着くと、すぐに、父の仏壇に、香典返しの品と封筒を供えた。封筒には、継母の暮らしの足しにしてもらいたいと、せいっぱいの額をいれていた。継母は恐縮して、「これはもって帰りなさい、あなたは動物がいて大変でしょう」と言ってくれた。「大丈夫、大丈夫!」と余裕たっぷりという笑顔で言った。今朝になってバッグの整理をしていたら、お金の入った封筒があった。私は空っぽの方の封筒を供えてきたのだった。大急ぎで郵便局に走り、送ってきた。電話で謝ったら、継母は、「まだ中を見ていなくて知らなかったわ、あなたは動物にたくさんいてお金がかかるのだから、本当にいいのよ」とまた言ってくれた。中身をみての思い遣りだと、胸がじいいいんとした。そして自分に「なにやってんだィ、チェ!」と怒った。なにやってもこうだと、がっかりもした。私は本当に肝心のときに役に立たない仕儀にしてしまうことが多い。


言い訳をすると、ほんと〜〜〜〜〜〜〜〜に疲れている、と思った。
しんどくて眠くて頭の中も外も真っ白です。眠らねば。