再放送 相棒「ミス・グリーンの秘密」

本放送は9時から始まるので、就床したばかりの夫がまだ落ち着かない時間である。ベッドの柵につかまって起き上がったり、降りようとして見える場合もあるなど、ドラマに集中ができないことがあるのだ。
シーズン8から「よかったら一緒に観よう」というスタンスをとっているのが成功して、安心して観れるようになったのだが、それでもある程度気をつけていないと、急に横にひっくり返って何かに頭を打ちそうになるなどもあり、それやこれやで本放送は見落としの場面もあるわけだ。


だから昼間の再放送は嬉しい。今日も昼の注入を終えた「お休み時間」という感じで、夫とゆっくり楽しんだ。
再放送もやっぱり面白かった。そして印象が強かったのが、本放送時と同じく、草笛光子及川光博のクラシカルなエレンガンスな情感漂う場面である。美しくて素敵だった。


今回もうひとつ、自分がなんに惹かれたのかわかった点があった。
権力や組織に依存したり数を頼んだりしないで、己の『怒り・悲しみ』をもって強い相手にひとりっきりで戦いを挑む非力な個の存在への共感だ。娯楽ドラマに過ぎないものにそこまで意味をおくなんて、と言われそうだが、相棒には社会・個への洞察が土台に確かにあるのだ。


さて、今夜の相棒は、『錯覚の殺人』というタイトルらしい。昨夜3時間も寝ていないので睡魔に勝てるか心配だが楽しみだ。