点と線

松本清張の代表作のひとつで、これまで映画化・ドラマ化される時にはそうそうたるキャストが揃うが今回も絢爛たる配役で、それぞれの演技も申し分なくなかなか面白かった。
ただ、犯人夫妻のあの念入りな犯罪を犯す核の描き方が甘いなぁと思った。二人とも熱演で魅力は感じたが、社会背景、それぞれの人格から迫ってくるものが希薄なのだ。
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※9日夜に追記
このドラマ、2007年に放送されたものを新たに編集したものらしい。以前は予告か何かだけで「豪華な配役だ」という印象をもっていたことを記憶していたのだろう。今回もたまたま観ただけで、新作品だとばかり思っていた。