とんぼ舞う森の道で聴く『あの素晴らしい愛をもう一度』 そして静かに昼食を

秋日和のお昼前、犬たちの散歩をしてそれから夫の車椅子を押しながら散歩をする。森の道にさしかかろうという時、耳に入れたラジオのイヤホーンから加藤和彦さんの『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れてきた。
右手には森に囲まれるようにレタスの収穫の終わった畑があるのだが、その畑の上空に数知れぬ多くのとんぼが舞っていた。
イヤホーンをはずして、音楽をそこに響かせ、夫と二人でじいっと聴いた。涙が溢れてならなかった。
加藤さんのご冥福を祈ります。

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帰ってから夫に昼の注入をし、その後、夫はベッドでしばらく休むので、私は昼食をとった。
先日、のんびるのリポーター仲間だった方々が、上等のレトルトのおかゆやシチューなどをたくさん送ってくださって、今日は私はそのなかから「さわらの西京漬」と「ほたての柚子漬」をいただいた。
お昼だけこうしてゆっくりと食卓につける。夫がしばらく休んでくれるので、その間はこころおきなく食事ができるのだ。
リポーターをしていた頃の仲間との交流などを思い出しながら、静かに美味しい食事をいただいていると、なぜか加藤さんの歌の数々と重なり、また涙が出てしまった。