近況 ブログ紹介

今回の退院騒動は、さまざまなことを浮き彫りにしてくれました。
一番心を痛めたことは、転院を受け入れてくれる病院を探すことが困難だったことでした。これは多分、都会に住む方には想像もつかないことでしょう。地方は、閉鎖性、というのか、組織優先の体質というのか、とにかく守られるているのは病院という権威、なのです。患者や家族の懸命な声は”普通にしていたら”届きません、というか受け付けられません。


では、”受け付けられるようにする普通でない方法”があるのかどうか、それは私にはさっぱりわかりません。私はひたすら、夫を病院によって生ける屍にされないよう、自分に出来る手立てを考え、それにそって必死に動くだけでした。結果、現在のこの地方の医療体質の暗部をよく知っている方に出会い、精神的に勇気をもらったこと、身近な包括支援センターの方、ケアマネージャーさんが、私の苦慮にきちんと向き合ってくださり、アドバイスをいただけたことが、実際的な力になりました。


とはいっても、まだ夫は逃げるように退院したままの状態です。次の病院で診察や治療が受けられているわけではありません。だから薬すら飲ませていない状態です。
今日、ある病院に行きます。逃げ出してきた病院から紹介状は出してもらえましたから、これで一応の受け入れはしていただけるでしょう。


夫の状態はとても良好です。食事をよく食べ、何より本当に嬉しいのは、人間らしい表情を取り戻したことです。病院でのあのいつも硬直して能面のようだった顔が、笑ったり、しゃべったり、不機嫌になったり、考えたり、微笑んだりするようになりました。


ブログを二つ紹介させていただきます。
拝見していると胸の腑に落ちるというのか、納得できて、そのことで自分を取り戻せるような気持ちになりました。(自分が単なる厄介なクレーマーというわけじゃないんだゾ、と思えるってかそんな感じ・・・

冬の徒然 4 小澤勲をきっかけにーmiya blog
http://miyata.blog.so-net.ne.jp/2008-12-04

脳卒中難民」の悲劇ー「リハ医の独白」
http://d.hatena.ne.jp/zundamoon07/20081207/1228646361