別の病院で診察を受ける

昨日の月曜日、急遽退院した病院から出してもらった紹介状を持ち、別の病院に行く。
ここの病院は、前の病院を突然出た理由をとがめだてする雰囲気で問うことはなく、むしろ、可笑しそうに、「結果がまぁ悪くならなかったからよかったですね。でも、あなた、無謀なことするねぇ」とニヤリとされただけで終わり、あとは親身に診察をして下さった。医師向けの専門書物から、嚥下に関するページをわざわざコピーして、分かりやすく説明の後に下さったくらいであった。私があんまりへこんでいたので励ましてくださったのだという気がする。


レントゲン、CTスキャン、血液検査の後、これまで指摘されていなかった症状についての説明を丁寧にしてくださり、現在の夫の状態がよくわかった。来週もう一度レントゲン、CTスキャンを撮り、その様子で今後の治療体制を考えましょう、ということであった。


前の病院で不審や不安を感じたことはまぎれのない事実だが、そのことはもう忘れたい。肺炎を起こして受け入れ治療をして下さったこと、たしかに放置のようにされてはいたが四十日に及ぶ治療をしていただいたことを感謝する気持ちを取り戻したいと思う。
このように私の気持ちが安定してきたのは、次の病院が決り、新しい主治医となって下さった先生が、経験の豊富な信頼できる医師でいらしたことと、お人柄がしなやかで温かいと感じたからだ。


これにつけて、こうして自分の思い(利益)を中心に全てをはかることを、自分はなんと自分本位のいじましい人間だろう、と恥じるが仕方ない、これが自分だ。


今後は自分の疲れもとることも考え少し楽になりたい。