元気で頑張ろう

セカンドオビニオンの時代だという。
つまり病院をかわって診察をしてもらうのは常識なのだ。ところがどこでも、「点滴をしているならだめ」と診察を断られる。肺炎の症状はもうよくなった、と言われながら一ヶ月になる今も、点滴治療を続けられ、車椅子にも乗せられず、ベッドを倒されたままで、口から食べるものは昼のゼリーだけ、という状態が、必要な処置なのかを診察してもらいたいのに、点滴をしているならだめだと断られるのだからどうしようもない。


私が毎日、一回は立たせてみて、車椅子に乗せるなどしているが、その時の夫の足は、使わないでさび付いたキャスターのようになっており、このままでは本当に機能的に歩行は出来るはずなのに寝たきりになってしまう、とその不安と夫の心中を思うと辛くてたまらない。


それにしても、H坂東という病院は不思議な病院だ。奇異に思うくらい転院の希望に対してきちんと向かい合ってくれない。独特の雰囲気がある。うまくいえないが、病院としての成熟がない、という感じなのである。最近はそうでもないが、殆ど見舞い客を見ない時期があった。見舞い客がいないから、誰かが何か意見を言ったり、質問をすることもあまりないのだろう。私が疑問を発するのは、そんなに特別なことではないと思うのだが、他の人が何も言わないから、とんでもないクレイマーだと思われているのかもしれない。(ヤレヤレ


私の方も、思いつめてはおかしくなる。今日など、妙な車がうちの近辺にうろうろし、何かの調査をしているようだったのだが、それが気にかかったりした。
自分を取り戻さなくては。幸い夫は、私の努力の効あって(?)、持っていったものはむせることなく食べるし、食べるから日ごとに顔色がしっかりとしてきている。どんな境遇にあっても(大げさ)、自分を失わずにやるべきことをやっていれば救いの道は開かれる、と信じよう。