認知症掲示板について

このブログの9月13日に「ある健康食品について」というエントリーを出していますが、この段階では私は認識違いをしていました。そのことに気づいたので、その点の修正をかねて、あの掲示板のその後のことにちょっと触れておこうと思います。


9月13日の段階では、私はその掲示板が、ある健康食品の販売会社か、その健康食品を使用して認知症を治療されている医師の方たちが運営されているものだと思い込んでいました。
というのは、その掲示板を紹介して下さったのが、私がそれを購入した会社の方だったことと(その方は、そのように書かれていたわけではありません。私が勝手に思い込んでしまったのです)、紹介されてのぞいた時、その健康食品を治療に使用されている医師の方の書き込みと、その医師を信頼されている方々の書き込みが続いていたので、そのための掲示板なのだ、と決定的に思い込んだのです。


それで、13日の記事に書いている削除の件は、医師や健康食品に反対する人たちの書き込みが削除されたのだ、とこれも勝手に思い込んでいました。


後、いろいろな書き込みが続いていて、つい昨日、やっと、「この掲示板は、健康食品、薬、病院、いずれも特定したものを前提に作られたものではなく、一般的に家族の認知症に悩んでいる人たちのためのものであったこと、そこに、ある特定の健康食品を推奨されている医師の方たちが書き込みをされるようになり、それが中心のような様相になった。そして最近、管理人さんが、もともとの、認知症一般のための掲示板に戻そうとされ、特定の健康食品や病院を記述した書き込みを削除されはじめた、ということがわかりました。


事情がわかってみると、管理人さんが、特定の治療のためのような流れになってきたことを修正し、本来の、一般的に認知症に関する書き込みをする掲示板に戻そうとされるのは理解できます。
そして、特定の治療方法を広めるための掲示板は、当事者の方々が別に作られるのが妥当と思います。
私は、どちらにも関心がありまして、どちらもが正常に運営されていくことを期待します。
実際、あの健康食品が認知症の人と介護する家族の苦しみを軽減する効用があるとしたら素晴らしいと思いますし、本当にいいものは必ず今後人々の信用を得るはずだと思います。


現在の私個人の考えでは、一度は気持ちが傾いたのですが、どんな薬や健康食品も副作用という危険性を持っていますし、その点がまだ不明なものは怖いというのが正直なところです。
夫は9年前に脳出血の手術をして後、ある薬の副作用で、肝臓をやられました。おそらくこの薬は、1000人が服用すれば999人が助かる良薬で、副作用を背負うのは1人であろうと思います。夫はその1人になった。
薬を使う側にとって、その1人は無きに等しいかもしれませんが、当事者にとっては、その1人の命と健康は全てなのです。その重さを知っておかなくてはなりません。