現在の夫の歩行状態

私自身の疲労が激しいので、ここのところネガティブな書き方をしていたが、今の病院に入院して40日になろうとしている夫は、実は最近歩行が順調で???なくらいである。
入院前は、小刻みの前につんのめりそうな危なかしい歩行に進むばかりであったのだが。・・・これはパーキンソン症候群というそうで、それに対応した薬の処方が出ていた。


要するに、簡単に言えば、今回の入院で、これまで服用し続けていた脳関係の薬が全部ストップされ、その結果と言えるのかどうかはわからないが、歩行、言語ともにずいぶんしっかりしてきている、ということなのだ。現在出ている薬は二種あるのだがこれは整腸剤のようなものだ。(主治医の説明では、胃の働きを活発にすることで嚥下能力を高める、ということだ)


私は、これまで服用し続けていた脳関係の薬が出ていないので、そのことで言語障害、歩行障害などが進むのではないかと不安で、先生や看護師長さんに、「薬はこれでいいのですか」と訴えたりもした。40度の熱が出た時も、これまでの薬を止めたからではないか、という不安が強くなったりもした。(この熱は感染症と判明した)
でも、入院している病院の先生を信じるしかないのだ、と焦る気持ちを抑えながらの日々であった。


そうしてここ最近の夫の様子は、何か明瞭なのである(ヘンな形容だが)。歩行など手すりにもつかまらず、すっすと進むし、何を言ってるかわからなかった言葉が、スラ〜と通じる。食事も流動食なら普通の速度で食べ、たまにむせるがきちんと飲み込んでいる。本人も食事をすることに積極的になっている。


ただ、機嫌のいい時と悪い時の変化には私も看護師さんもヤレヤレ状態で、この点を気にしていると疲れて仕方がないのだが、身体の状態は好転が見えておりとても有難い気持ちである。もしかしたら、ここのところの夫の感情の起伏は、好転のひとつと言ってもいいのかもしれない。そう思うと腹の立つこともおさえられるか。