笈川小百合さんの絵と夢見る団塊主婦さんのこと

私はここ数ヶ月、悩み続けていることがあります。現在パルシステム/セカンドリーグで発行している「のんびる」という月刊情報誌にリポーターとして記事を書いているのですが、それをやめて創作に打ち込むかどうしようか、ほんとに優柔不断にグズグズと決めかねているのです。
「のんびる」の仕事は、さまざまな活動をしている人たちと取材で会います。それが心から楽しいのです。
でも、記事というのは、当然規制がありますから、それに即した対応をする能力と関心が自分に欠けていることをいつもいつも実感し、続けていることが心苦しくなるのです。

私は、どこの場でもどんなに心を尽くしていてもいつの間にか疎外感が忍び込み自信を失っていくという躓きやすい人間ですので、創作を書く場でもそのようなこともあって自ら背を向けてきました。
何を見ても何を聞いても寂しい。

「のんびる」に挑戦したのはそんな自分のやり直しの気持ちが大きかった。そして二年。・・・ここでは対外的に人間関係で躓く実感はなく、ただ自身の力不足にがっかりしていることに連なって、自分のやるべきことの方向に心がいきはじめたということなのですが、ここを離れると以前に増して自分の社会性の未熟に苦しむことになるのではないか、とそんな不安もあるのです。


そんな連綿と惑う気持ちをもてあましていた昨夜、ふいに、以前に、のんびるの公式ブログに絵を紹介させていただいた、及川小百合さんという方のことを思い出し、その絵を見たくて見たくてたまらなくなりました。
この方は早世された方なのですが、この方を惜しむ夢見る団塊主婦さんが、ブログで絵と詩を紹介されていたのです。http://chiitoto.blog.so-net.ne.jp/archive/c5364525-1

それでサイトの今月の「月のはじめに」は、笈川小百合さんの「7月の詩」を絵とともに出させていただきました。(風立つままに 目次 http://www1.odn.ne.jp/~kaze2005/kazemokuji.html

それでわかったのですが、「夢見る団塊主婦」さんは、現在お母様の介護をされながら、ご自宅で”不登校、学力不振のための「家庭塾」”という塾を開いておられるようです。塾のブログもあり、その誠実で篤実なお人柄のにじむ姿勢と文に力づけられた気がしました。http://kateijuku.blog.so-net.ne.jp/