長野聖火リレー

「PJメモ日記SASAKI」から転載しました。

長野聖火リレー、なんとか無事に終わったようですね。
無事、というのはランナーの誰も表立った怪我はなく、一応走りおおせたという意味でですが。

福原愛さんが走っておられた時に、チベットの旗をもった男性が道路中央に飛び込んで、取り押さえられていましたが、あの時に一瞬見えた愛さんの怯えた表情と、取り押さえられた男性の、まるで刃に刺されて苦悶の表情であるように見えた顔と、「チベットフリー(フリーチベット)」というように聞こえた声が衝撃でした。思わず、この人の声と願いが天に届きますように、と祈りました。そして愛さんが受けただろうショックを痛ましく感じ、彼女が北京で自分の力を悔いなく出し切られるように、とそのことも祈りました。今も愛さんとあの男性の表情と声が忘れられません。

中国政府は、ダライ・ラマ14世と話し合うと表明したと報道にありましたが、何日か前のニュースの中で、チベットの人らしい女性が、「前にもこういうことがあったけど、その時は中国政府は形だけだった。何も進展しなかった。今回もそうなるのではないかと心配」という意味のことを言っていました。

人間というのは、自分が何かされたら相手を決して許さないけど、自分が弱い立場のものに力づくでしたことは、絶対的に正当と示そうとする・・・さまざまに考えさせられました。

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PJニュースの編集長が長野に入り、聖火リレーを目の当たりにして記事を数回にわけて書かれています。現場の臨場感が伝わってきてすごい迫力ですよ。
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