富岡町の松村さんが強制退去、という報道を知り、各所に問い合わせる

ツイッターで、警戒区域内に住んでおられる11人の方が強制退去されるらしい、と知り、牛たち家畜、犬猫多数に餌をやりながら残っておられる富岡町の松村さんはどうなるのだろう、動物たちはまた放置ということなのか、という思いがわき、事実を知りたく下記の個所に問い合わせた。

河北新報(記事の詳細を訊くため)
★取材をしていないので記事に書いた以上のことはわからない。

富岡町役場(具体的なことがわかるのはここだと思ったから)
★「ただいま、お客様の都合で、電話を取り外してあります」という電話局の案内。

3オフサイトセンター(震災に関わる全てはここが把握しているだろうと思い)
   ↓の電話番号を教えられる。
 放射能関係の部署であった。「伺いたいのは、警戒区域内に残っておられる住民の強制退去にまつ わることをお訊ねしたいのですが」と話すと、↓を教えられる。
   ↓
 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室。
 だが、「今回の要件は、ここではなく、今残っている人の強制退去決定の権限のある部署の担当者 と話したいのです」と話し、別の部署を教えてもらう。
   ↓
原子力保安院
 最終的返事「警戒区域内に残っておられる方のことは把握していますが、その人たちを、強制退去 とする方向に動いてはおりません。従って松村さんが保護されている動物をどうこうすることもな く現状維持と考えてもらっていい」ということであった。
 「突然、強制退去を執行、動物は放置、という決定がされることはないですか?」
 「突然そうすることはありません」

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以上であった。
現状維持といえば「松村さんも動物もここのまま無事でいられる、よかった」と思いかねないが、実際は、そう単純なものではない。放射能の問題を考えれば、住民の安全を考えて退去にもっていきたいのは当然だと思うからだ。

松村さんに限っていえば、そこに生じる松村さんが命がけで守る生きものたちと、松村さんの思いを支援する多くの人々の思いや考えを、施策側はどう向き合い、受け止め、決定するか、だ。

動物に関しての国や自治体の感性、考え方はいやというほどわかっているから、今後が本当に気になるし心配でならない。

どの部署も精神性の希薄さに、電話での一言一言にため息がでそうだった。決定や行動と言うのはその前の段階に、深く熱く篤い精神性がなくてはろくなものにならない。その精神性が感じられないのだから・・・・・(涙)。