スリルとサスペンスの餌やり

私には猫たちに餌を配る場所がいくつかある。慣れるとケージにとらえ動物病院で不妊手術をしてもらっている。この地で20年になり、殆どまわりのかたの理解を得て、夕方には独り数キロの道を歩いて回る。

ところが昨年の夏に、ある場所で、「餌やりして手術するとその猫はずうっといるということだ。わしらは毒でもまいて今すぐに全部いなくさせたい」と言いだす御仁があらわれ、実際に悲劇もおきた。

これは話し合っても無理と、三匹は無理やりとらえ(捕獲器をはじめてつかった。あれはどうしても抵抗がある。あのガシャット蓋がおち、怯える猫の姿が辛いのだ。でもそう言っていられない状況だったので一個購入し使ったという次第)、うちに連れてきたのだが、ほかにも二匹はいるはずだと、その後もこっそり餌を運んでいるのだ。

これがいろいろサスペンスなストーリーが。
あちらはどういうものか、最初の方が役場に私の行為を言いつけてやめさせようとした以外、ほかの方々は私にわかるように直接は現れず、影のように妨害をされるのである。

例えば、
1)餌配りの時間になるとライトで照らす。
2)犬を餌場に置く。
3)車をギリギリに寄せてくる。
など。

ホラーは嫌いだけどサスペンスは結構好きな私は面白がっているのだが、最近は寒いし、しかも脇腹にひびが入っていて痛いし、うちの猫の医療が続いていることも頭痛いし、あれやこれやで気が弱くなっているので、なんだか気が滅入る。
ほんとはこの時間は、テクテク寒空の下を歩いている時なのだけど、あちらの狙いをはずそうと、遅い時間に引き延ばしているのだ。・・・もっと寒くなるじゃん、憂鬱だよ。訊きたい。なんで猫に餌をやってはいけないの?←これを問うと、たいていの方は沈黙されるんですよね。気持ち的には排除をいいこととは思っておられない気がする。ここに歩み寄りの可能性があるかなぁ。