熱中症の原因

まぎれもなく熱中症にやられてしまったが、その原因は前にも書いた通り、炎天下に犬たち猫たちの暑さ対策に何枚か丈の一番高いよしずを抱えて梯子に登り屋根に張った重労働が思い当たる。
でもそれだけではない。二階の一室が、私と亡き夫の衣服や息子二人が置いていったおびただしい数の本・ビデオテープが積み上げられた納戸になっているのだけど、それらが3月の震災で崩れ落ち、足の踏み場もない悲惨な状態になっていた。
その上亡き姑の形身の由緒ある琴が本の下敷きになっており、それが気持ちを重くさせていた。


それらもろもろを解決するには、頑張って片付けるしかない。でも思うだけで疲労しなかなかその気にならず、ついにその部屋は「ない!」ことにして4カ月近く経ったのであった。
一念発起、ないはずの部屋の扉を開け、片付けに手をつけたのである。
崩れた本が窓をふさいで外の空気もいれられない中、一冊一冊一冊一冊また一冊、とえんえんえんえんと作業を続けた。足元には汗のたまりができる。かって剣道に打ち込んでいた時、ほんの数分師に手合わせをしてもらうだけで全身の汗が足元にたまったものだが、それ以上の汗であった。

この労働が熱中症の原因の最たるものではなかっただろうか。
それから、森に待っている猫たちのお弁当配りに、毎夕数キロの道を徒歩で回っているのだが、まだ昼間の熱の残っている日蔭のない地面を行くのもこたえていた。これはどんなに疲労していても休むわけにはいかないことだった。


ほかにも往復6時間近くかかる他県の親のもとに行くこと、友人の見舞いなどもあった。これらは気持ち的にはすすんで行くことであったが、よる年並みに勝てずというところだろうか、やはり無理になっていたのかもしれない。


それやこれやで夜間に身体の苦痛で眠れないほどの状態になっていたのだった。
でも、今日の町内の清掃には出て責任を果たすことができたゾ。もしかしたら私は結構がんばりやかもしれない、と自分をちょっと得意に思う。ホホホ


何を書きたいかわからぬ記事になったが、ま、いいか。
ちなみに、気になっていた琴の安否はわかりませぬ。一応、ガレキ本のなかから掬いあげたが、包みを開いて中を確認する勇気がない。・・・そのうち、弾いてみようという気持ちになったら・・・・・。お姑さま、すみませぬ!