SPEC「魔弾の射手!!」

今週はケイゾクの再放送に魅せられていて、このドラマはケイゾクのスタッフによる新作と知り期待して観たのだが、全体的にも細かい個々の面でも「ザンネン」というのが正直な感想である。

ケイゾクと比較して云々するのはなんだけども、ケイゾクの場合、一人ひとりの人間が内包しているそれぞれの強い悲しみが現象を呼び起こしているところに説得力とリアリティ(最後の血なまぐささはどうもだったが)があってひきつけられたが、SPECは形の上の二番煎じという印象であった。

でもまだ一話である。主人公の一人、加瀬亮に向かってくる銃弾が鼻先すれすれで止まり、撃った相手に戻っていく力が加瀬の内部の何から出ているのかなどが見えてくると、面白くなってくるのかもしれない。今後に期待しよう。