あの頃のムクやノラや・・・

今書いている文章の中で、犬の習性に関することをちょっと調べて参考にしようと検索をしたら、自分が以前書いていた日記の一文が出てきた。
ムクの日記であった。ここからついつい記事を遡ってしまった。いなくなってもう他界しただろうムクや、死んで二十年以上になるノラや・・・・・・・ほかにも、懐かしい犬たちや猫たちを追い求めるように読んでいった。


17年や19年とわりあい長命であった犬や猫たちが多いのに、こうやって思い越こす記憶の中では、みんな寂しく死んでいってしまったように思え、守ってやれなかった悔いと痛みの気持ちがせり上げせり上がってきて泣けてならない。

多分、家族やご近所に迷惑をかけながら守ってきた現実であったので、その重さが今も辛さになっているからだろう。最初の猫のノラや犬のチャーリーとムクまでは、家族みんなで「うちの家族」としてかわいがっていたので、そこに留まっていたら、彼らが他界した後のちも、優しい心持のなかで思い起こせただろうと思う。・・・こう思うと、そのことがまた新たな悲しみと重さになってきて辛い。


・・・・・こういう切なさを共有しあえる友達がほしかったんだなぁ。それだけだった。
その分、出合ったみんなのことを書いておこうと思うのに、重すぎて辛すぎて寂しすぎて書けない。・・・つくづく情けない自分だなぁと思うよ。結局、私の限界なのだろう。