安住紳一郎の日曜天国

食堂のラジオはたいていつけっぱなしだ。夫が生きていた頃は介護でばたばたしていたので、じっくり聴くことはなかったが、今はパソコンを食堂において書き物をしたりネット探訪をしたりしながら聴いている。

日曜日の10時からは表記の番組を聴く。安住紳一郎さんは、ほどほどのちょっと上ってところで、出来事の紹介や自分の意見の発信をされる。ほどほどではリスナーは満足しない。高みに上がり過ぎると「上から目線」とひがむ。そこのところをよく心得ておられて、聴き手が心地よい線を保たれている。
でも何かの拍子に、この人結構無頼をひそめてる人かも、と感じさせる瞬間があってそれが愉しいのだ。


ところで今日(15日)は終戦記念日だったこともあって、番組のなかの愉快なおじいちゃん、おばあちゃんの投稿コーナーでも、戦争にまつわる内容がいくつか読み上げられていた。あるおじいちゃんにまつわる投稿を読んでおられた安住さんが、いきなり嗚咽をもらされた。「おおー!」とびっくりしたが、投稿された方はどんなに心癒されられただろうと、しんみりした。きっと、「おじいちゃん」にも彼の優しさが届いたと思うよ。