帰国会見

なんと空虚な世界か。監督はさながら欺瞞の花園の番人のようだ。チームが一体になった、なったって、本気に思ってるのかな? これまで引っ張ってきてくれた仲間を、気質や社会性の違いを乗り越えず、自信を失わしめて力を奪い、その不義にも気付かず、踏み台にしてみんなの和をえたわけでしょう。むごたらしい光景をみた。
日本の現実と思えば納得がいく。

当の本人が乗り越えようとされているのに、なんで私はこうも許しがたい思いにつきあげられるのだろう。
これまでどこの世界もこうであったからだ。特に愛やヒューマニズムをたたえあってそれを善い連帯としていた人たちの残酷を知ってきたからだ。W杯と自分の傷は別にしなくてはいけない。そのことにおいては、こうした記事を書いていることを反省する。