雨のあとに森にできた小さな池

サイトより転載
http://www1.odn.ne.jp/~kaze2005/index.html


雨のあとの森に小さな池ができていた。
明日にはきっと池は消え、山笹の新芽が一気に伸びて
あたりは緑に覆われるだろう。

こうして地上のすべてのものは、ちょっとした何かをきっかけに
変わっていく。物も風景も暮らしの価値観も人の心も。
でも、変わらぬものがある。
軽々しくそれが何であるかなどいえないが、変わらぬものに
感応しながら、あるいは求めて生きてきた気がする。

そうでしか生きられないことを慰めにして、
ボロクソになって生きている。