日々のうのう

■年金
一月に夫が他界したことで思わぬことがいろいろあるが、四月の年金が遅れて出なかったのもそのひとつ。何かと事情が重なり、お金がまったくない私はこれにはちょっと参った。
でも幸いなことに、私の微々たる年金は四月に出ていたので、それの全部で猫と犬のフード六月までの分を買い込んでおくことができ、その点はのうのうとしていられた。
うちは猫フード2.5キロの袋が一日でなくなり、犬フードは二日ごとに一袋なくなるので、二か月分を買い込むと廊下はトンネルのようになる。でも、動物たちの食物の確保ができる安心は言葉には例えられない。

そして昨日、わずかな原稿料が入って、なんとお米が買えた!!! 久々のごはんの美味しさ!!!!!
貧乏は幸いだ。裕福なときにはわからなかった喜びと感謝がもたらされる。(あ、裕福なときは特になかったが)


■チャピ エレジー
16日の夜、チャピが戻っていないのを忘れて、出入り口を閉めてしまった。
そのことを、17日の朝、猫たちに食事をやろうとしてわかった。チャピがいなかったからだ。びっくりして、まず二階にあがってみたら、森の猫のニャンタとチャーのいる部屋で、チャピが目を三角にしておった。
「チャピ、いやぁ、ごめんごめん、帰っていないのに気がつかなかったよ」と言いながら抱いて階下に戻ったのだが、ゴロゴロとのどをならすだけではなく、キュウキュウと搾り出すような鳴き声をたてた。寂しかったんだね。ほんとにごめん。


■餌やり騒動の市で・・・
この市に住んでいる知人たちが、あの騒動を機に、動物行政の遅れを悲しみ、議員への働きかけなどはじめることになったそうだ。加藤元名人の支援といった特定はしないで、野良にされた猫たちを排除や処分というのではなく、まず捨てないようにすることを訴え、現在いる野良との共生の道を探るという。動物問題に関心のなかった人も、今回の裁判結果に疑問を感じているという。なぜ捨てる人は許されて、餌をやる人が許されないのか、どう考えても変な世の中だ、と。

電話で話していて泣けてしまった。