絶対零度「未解決事件特命捜査〜時効」

時効ぎりぎりに素晴らしい技術を持つ医師を逮捕する。この医師は、「自分は何人もの命を救える。逮捕するのは損失だ」といわんばかりの傲慢さで逮捕を逃れようとする。刑事の上戸彩は、「二人もの命を奪った罪は消えない」と手錠をかける。

二人の命とは、一人はホームレスの命だ。医師は自分の技術の実験のためにこともなげにホームレスの男性にしなくていい手術をして死なせる。二人目の命は、この犯罪に気づいた女性医師を口封じに殺したのである。

私は今、一部の病院と一部の医者に、『医者なんてこんなやつらばかりだ』という実感をもっているので、ドラマのなかの医者の犯罪を斜に構えて観た。
上戸彩のドラマをはじめて観たが、骨太で素晴らしい女優だと思った。


私のブログをたまに見てくれる友人が、「刑事ものばかり観てるのね、刑事ものが好きなの?」と訊いた。
べつに。ただ恋愛ものはかったるいし、人情ものははなから嫌いだし、実話ものはかんべんしてもらいたい。それだけ。

数日前に、あるところから、夫の介護の本を出したいといわれたが、「代官さま、かんべんしてくだせぇまし」と断った。「これ以上うそつきになりたくないのですだ」とも言った。本音だ。飾るまいと肝に銘じても飾るのだ。本なんかにしたら自己嫌悪でほんとに生きていられなくなるだろう。
犬や猫のことも書かないのはそういうことだ。・・・でも、こっちは今書いているけどね。月の裏側を想像で書くって感じだからいいかなと思って。