夫が他界して今日で三ヶ月

夫が他界して今日で三ヶ月だ。何事もなく流れていくように日を送っているが、心のありように陰りができているのを自覚している。自分がひどく険しい目つきになっているのだろうな、という感じ。

たとえば、まちのどこかで後ろから誰かに声をかけられたとする。以前なら誰であるか関係なく、にこにことその人を振り向く、という感覚だった気がするが、今は、「キッ」と振り向いてしまう、という感覚である。

これは多分、私の心のうちの問題で、実際にそのように振り向いているわけではないのだろう。昨日、ホームセンターで洗剤を選んでいたら「あら〜、Sさんじゃない〜?」と声をかけられ、「キッ」と振り向いたつもりだったのだけど、夫が三年ほど前に入院した時に知り合ったその人は、別段ギョッとしたふうでもなく、満面笑みを浮かべて懐かしそうに、「ご主人、その後いかがですか〜」と言われた。

答える間もなく途端に涙が滂沱と流れて困った。声をかけてくださった方は私よりも困られただろう。申し訳ないことをした。