「NTTへの怒りその後」「中居正広さんと天下り」「橋下知事」

■NTTへの怒りその後
新しいパソコンの接続設定に関して、NTTの対応があまりにいいかげんなのに怒りまくってしまったが、冷静になってみると、思うのは『王様に引きずりまわされていてはいかん』ということだ。

NTTが王様というのではない。コンピューター世界のことだ。パソコンを使うようになって、その便利さにいい気になっていた。だから新機種に対応していなくて使えなくなった時、困惑のきわみにおちてしまった。
まさに王様に従属して、王様の機嫌ひとつで自分をなくしていく奴隷だ。

そういう意味で、NTTもまた奴隷だ。昨日の責任者は、「コンピューターの技術が進みすぎてついていけないというのが実態なのです」と言っていた。
もう忘れよう。


それはともかくとして、野人は野人として生きるべしだとあらためて気づいた。コンピューターという王様に振り回されていてどうする。


コンピューターは王様にあらず、ただの道具と知るべし。
それを身をもって証するには、コンピューターを野人には縁なきものとするか?
いや、いずれはそうする日もくるだろうが、急ぐことはない。今は、コンピューターという道具をうまく使えばいいのだ。それには勉強あるのみ。他の奴隷の助けなくても使える知識を有すればいいのだ。ウム!

(※とはいうものの、達観で新パソコンの接続ができるようにはならないので、また私の亀の速度の勉強では接続までどのくらい時間がかかるかしれないので、今回、考えあぐねた末、中古のXPを購入することにした。XPなら、もともとあるCDROMUですぐ使えるのだィ! ザマーミロ。(ナンチャッテ、誰にザマーミロだぃ? 清貧の暮らしに痛手を蒙るのは自分だってのに・・・トホホ)



中居正広さんの天下り
31日に、日本テレビで「中居正広VS池上彰」という番組をやっていた。スマップの中居さんが政治の勉強をして、視聴者に説明し伝えるというものらしかった。やることがあって「天下り」のところしか観れなかったのだが、これがとてもわかりやすくて、天下りの基本形がよくわかった。あらためて怒りややりきれなさが込み上げた。ただ、だからといって、この制度の当初の目的は、天下る役人の知識や人脈を、人々のためになるように、という純粋な思想はあったのではないかとも思い、それがいつの間にか、天下る人間に莫大な利益を与える仕組みになっていってしまったことを、本当に残念に悲しく思った。


橋下知事
今朝のTBSのニュースワイド番組に、大阪府橋下知事が出ておられて、天下りへの怒りや対応への決意、米軍の基地問題を語っておられた。胸のすく単刀直入な明快さであった。この人は、考え方が自分と違う、と思うことがあっても、基本的な信頼はゆるがない。他の政治家には、ひとつの事象に対しての考え方が違うと、「なんだ、だめだ」と思ってしまうが、そういうことにはならない。
人間として、自欲のない清廉さ、決めたらそく動く有言実行の姿、自身のイデオロギーは持ちながら、個人を理解する視線は自身のイデオロギーをこえて開いている、という感じがあるからだろう。