相棒 シーズン8 最終回スペシャル「神の憂鬱」

国民にとって、げに恐ろしいことが権力によって企まれていたという物語(犯罪捜査に強力な力を発揮するでしょうが、こんなことが導入されたら、人間の基本的な尊厳はもはや自分のものでなくなる恐怖制度であろう。ちなみにタイトルの神は、この制度をつくり施政者となる者のことで、ドラマ中、水野美紀扮する準備担当の警視が、君臨者の感覚になるというセリフをいう)。
この最終回のモチーフとテーマと筋立ては、シーズン9のどこかに引き継がれて、スケールの大きなスリリングな物語が展開されることになるのに違いない。


神戸くんが、「この半年、杉下さんを試して(探って)いたのか、ぼくが試されて(探られて)いたのか」というようなことを言っていたが、結局、神戸くんこと及川さんを試していた半年だったのでしょう。
セーフセーフセーフ!!!!!!!! 素敵で面白い相棒でした。
半年後、生きてまた新しい相棒を観たいものです。もう試す期間は終わったから、杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)の相棒コンビ、より自由になって一層面白くなるでしょう。(楽しみ!!!)


それからこの回の伊丹刑事、いつもに増してかっこよかった。普段はみせない本領を発揮して、いいヤツだなぁと感動した。シーズン9は、相棒コンビの二人により濃く関わってくるんじゃないかな。