ウッズ選手の謝罪会見と国母選手帰国に対するマスコミの声を聞いて

■ウッズ選手の謝罪会見
たった今つけたテレビで、ウッズ選手の記者会見を批判していた。何のための会見かわからない、と。そしてアメリカのマスコミ(世界の?)の多くは怒っているとも。会見に記者の人数の制限があったことや、質疑応答がなかったことで批判があがっているらしいのだ。CNNは、今後悪い例として挙げられるだろうとも言っていた。


そこで私は思ったのですが、ウッズ選手は、奥さんとこどもさん、親たち家族のために謝罪をしたのでしょう。
そのために質疑応答が必要でしょうか。
マスコミを怒らせたというのは、怒らせるもなにも、現在のマスコミにあったオモテナシをしたに過ぎないでしょう。それに対して、マスコミは「浮気男のくせにーっ!」という根性をみせただけでしょう。マスコミは自分にひれ伏さなきゃ許さない、ということ。


というわけで、私は彼の会見は、彼の決死の真摯さを感じて、「苦しかったのだろうな・・・」と胸つかれた。


■国母選手の帰国
彼の帰国を報じたスポーツ新聞の記事が、好意的でない、とテレビで言っていたが、それらの記事のねっこは、「いじめ根性」に過ぎないと私は感じた。
彼の素っ気無い受け応えは、彼の普通のことでしょう。やはりここでも、マスコミにこびないと許さない「いじめ根性」があるだけでは?


いずれも、マスコミは、彼らを”罪を犯した小さな男”としたいのだろう。マスコミだけじゃない、それなりの名声や栄光を手にした小人(ショウジン)は、自分の気に入らないものを退けたいとき、みんなこの手を使うもんだ。それに唯々諾々と群れっていく人間によって社会の大部分が作られてきた。

いいんだ、それも。・・・と肝すえて社会を見るとなかなか面白い。