カミングアウト

26日は「板垣正義朗読・会」の日だった。お祝い電報をお送りしておこうと思っていたのにうっかりしてしまった。ここ何日か前に夫の尋常でない低血圧、低体温があって気になっていたこと、その後私自身も血圧と体温の変化があって疲れ等の自覚症状がひどくそれにかまけていた。
板垣さんからチラシが届いていたのに申し訳ないことだった。


夫の介護のこと以上に、いくつかのプレッシャーによる強迫観念に気鬱になっていて、自分がやるべきことや自分が楽しみとしている以外のことを負う余力がなくなっている。余力がない以上に心身が重くなってしまうのだ。何かでお礼の手紙を書かねばならない、ということすら足が崩れていきそうな重さなのである。


ますます人との付き合いが遠くなっていくかもしれないが、私にとって深刻な事態で本当に苦しいのでお許しをいただきたい。引きこもりを悪いことだと一般にいわれるが、引きこもりは脱出口の見つけられない人間のいわば唯一の救いの道でもあるのだ。


このカミングアウトをもって付き合いの悪さの非礼のお詫びとしたい。