相棒 8-9 「仮釈放」

出演:いつものメンバーのほかに井上和香 大橋てつじ 永倉大輔
監督:和泉聖治


刑務所に入っていた男・山部(大橋てつじ)が仮出所して更生施設に引き取られ、一日目に失踪するのだが、その調査を命じられた右京さん(水谷豊)と神戸くん(及川光博)。背景に村上(永倉大輔)という別の刑務所に入っている男と覚せい剤のつながりがあり、その覚せい剤を巡って、村上の愛人池田美代子井上和香)が動いていることをつきとめる。
そして山部が殺されていたとわかり、右京さんの推理は一気に真相にいきつくのだ。


今回も犯人は、何事もなければ社会的に身分を保証されそれなりの暮らしを約束されている人であった。そうした人間の心の隙間にふと忍び込むこむように刺してくる『苔のようなしめった陰の光』は、その人から人間が真っ直ぐに生きるに必要な自信や希望を奪いただ惨めにさせるだけである。そうした惨めたらしい姿を犯人役の俳優は、過剰にならず演じていて現実味を感じた(名前がわからなくて)。

視聴率 18.5%