相棒 再放送 「隣室の女」「顔のない女神」

■隣室の女
シーズン7で観ていなかったのはこれだけだったので、再放送があって「お!」。
集合住宅のある一室で女性が自殺をし、第一発見者の隣室の女性が自殺した人間に入れ替わるストーリー。荒唐無稽なストーリーだが、リアルに迫ってくるのが「相棒」の不思議。


■顔のない女神
私が観た「相棒」の中で、面白いという意味で三本の指に入るのがこの「顔のない女神」。
清水美沙が顔のない女神(ラジオのDJ)なのだが、透明感と知性と優しさを感じさせる声質とクラシカルな雰囲気。そして、長い間仕事をしてきたプロデューサーの女性に殺意をもったのは、仕事を降ろされるからではなく、自分の声を別の人間と間違われたところにある、という苔が暗がりで蒼い光を放つような独特の感性。
エキセントリックという言葉にくくれない深みも表現して素敵だった。