ここのところのなんでもないこと

■退院してもう五日
県立医療大学付属病院に入院していたことを夫はもう忘れかけている。何か訊くと、「さぁ」と首をひねるので、先生や看護師さんやリハビリの先生の名前を出しながら話す。なんだかこのまま忘れてしまうのは寂しい。ほんとによくお世話になったし、私も夫も頑張った。


「先生ってハリーポッターの中で言ったら誰だと思う?」
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」のなかのうさぎに例えたら?」など。
でも、「あれに出てたの?」とトンチンカンな応えである。


「看護師のKさん、美人だったよね〜」と言うと、「そうだったね」とまともに応える。


「リハビリの先生が三人もついて下さったね。作業、歩行訓練、食べる練習、ほんとに貴重な訓練を受けたのよ」
「うん」


・・・・・とこんな状態ながら、病院で教えていただいたリハビリはせっせと続けている。とはいっても私がやるんだから頼りナインないんだけども。『楽しきゃいいのよ』とうそぶいております。


明日は一泊のショートスティ。
胃ろうの夫を受け入れて下さった「玉樹」という施設は町内にある。今日(29日)、胃ろうの注入に必要な品物を先にお渡ししておこうと施設に行った。
広々として、ゆったりとした空気が流れ、いかにも居心地のいい空間である。
担当の方と看護師さんともお会いし、ほんとに安心した。


今後週に二泊三日のショートスティをしていくことになっている。この選択は正解だと思っている。
退院後たった五日間過ぎただけというのに、一日中ほんとにお茶を一服いただいてくつろぐ、という間もない忙しさである。病院で看護師さんやヘルパーさんが何人がかりかでやってもらっていたことを私一人がやるのだ。その上我が家には犬たちの散歩という大仕事もある。想像以上に過重である。
ショートスティは命拾いになるだろう。「玉樹」さまさまである。ケマネージャーのKさにも。


なんてこと書くと、私自身も何もかも完璧にやっているかのようだが、ボカボカボカボカと失敗ばかり。だから介護サービスが必要なのだ。(どんな失敗かはとめどもなくなるので書かないが)


■転院する前に入院していた病院に行く
27日、八千代病院の受診。イケメンの院長先生が、「お疲れさま! 元気そうになって帰ってきましたね」とリハビリ入院をしてきたことをねぎらってくださる。夫はキョトンとしていたが、私は感激ひとしお。


■タロウ、め!
いえ、Aたろうさんのことではありません。うちの犬のタロウです。今日、ネットを噛み切ってタァとエムとミルティのいる方に入り、宿敵タァと大喧嘩。茶色の犬が二匹で噛みあってるので、タァとエムのきょうだいがけんかしてるのだと思い、それならすぐにおさまるとスルーするつもりでいたのだが、どうもうなり声、悲鳴が尋常でなく、しかもいつまでもやっている。そこでよくよくそちらを見ると、茶色の犬がもう三匹いるとわかり、「あ、喧嘩してるのはタロウだ!」とやっとあわてて駆けつけ引き離す。まったく!!!


■疲れてるんだからこんなブログなど放って早く休めばいいのに
夫が寝ないのですダ。しかたないっす。


■ああ、また雨だ
かなりの雨音。先ごろ植えた花や野菜は喜んでいる気がするけれど、介護生活に雨が続くのはちょっと。


あれ? 書きたいものがあって書き始めたのに、肝心の書きたかったことが何だったか消えてしまってる。この頃こういうことが多くて多くて。