17日のエチカの鏡

暑くなって犬たちの散歩でヨレヨレ。ちょっとしゃんとするまでお茶を一服とこの記事を書いておこう。
昨日、病院から帰ったら天地人を観たかったのだが、犬たちや猫たちにごはんを配って家に入ったらもう9時過ぎていた。あぁあ、今回も天地人が観れなかったゾ。兼継はもう大人になったのだろうか。

それはともかく、テレビをつけたら、エチカの鏡という番組を放送していた。そのまま観ていると、引きこもりの人たちがいかにして立ち直ったかがテーマのようだった。二人の方の経緯を観たのだが、一人はパソコンに没頭するばかりの時期があって、そのパソコンに救われ早稲田入学を果たし、現在は塾を開いて中学生、高校生たちの頼れる相談相手になっておられるらしい。


もう一人の方は、受験に失敗して挫折感におち、引きこもりになっていたそうだ。
彼を救ったのは、親鸞の、「ありのままでいい」という意味の言葉だったという。そこから彼は一念発起、寺の住職になる勉強をし、現在一軒家を借りて住職になられているという。


お二人とも、引きこもりであったとはいえ、稀有の何かをもっている人で、立ち直るべくして立ち直った、という気がする。いずれにしても面白く観た。
特に住職になった方の生き方に、観ているうちに自然にこちらも笑みが浮かんできた。
「ありのままでいい」と言う言葉は、おそらく親鸞聖人が、阿弥陀如来を通して受けた救いの言葉であろうと思うが、現代では流行語のように氾濫しており、その多くは、投げ与えるもののように使われている。

このテレビの住職になった方は、そういうことではなく、真実この言葉で救われた人なのだろうと感じ、そのことがこちらをも自由にしてくれる感覚があった。いいお坊様になられる方だろう。すごいなぁ。