群馬・有料老人ホームの火災で10人死亡

これは本当に本当にお気の毒だ。人生の最後を、設備やサービスのいい(はず)有料のホームでおくろうとした人々が、なんとむごい最期をとげられたことだろう。


マスコミの報道によると、このホームは無届の増築をしており、なんとスプリンクラーがついておらず、夜間は16人の入所者がいるというのに職員はたった一人だけだったそうだ。
これが本当なら、明らかにお金と愚劣な名誉心のためにこの事業をやっていた人間の罪が起こした許されざる重罪だと、私は憤りをもって言う。


当日の担当者を責めるのは酷だ。職員の一人一人の人は、そういいかげんな人はいない。特に就寝の前には、危険がないかなど、きちんと見回りなどされただろう。ただ今回の場合の経営者が、高齢者を16人も預かっている状況に対して、日頃から確かな必要な指導をしていたのだろうか、という疑念がおこるが。無届の増築やスプリンクラーもつけない意識では、そこらあたりもいい加減な経営者だったのではないか、と私はかんぐるが。
また高齢者や認知症者は、一筋縄でいかないところがある。(良い、悪いの意味ではなく)タバコをこっそり吸うこともあるかもしれないし、それをおおめに見るぐらいの施設の方がおおらかで良い面に出ることもある。・・・ただ、問題は、それらをわかった上で、それを上回る施設側の知恵と注意が必要だということだ。この経営者にそれだけに力量があったのか、ということだ。

※夫の病院に行こうとして、まだ新聞を取り出していなかったことに気づき、新聞をポストから取り出し一面をチラと見たら、この群馬の火事で亡くなった方の何人かは家族の連絡先がわからない、とあって何ともやりきれなくこうして追記している。
私などがここで追記したところで何の意味にもならないのだが、施設側のいいかげんな姿勢を表している気がしてやりきれなくなったのだ。高齢者を預かるのだ、例え遠い親戚でも、親戚がなければ友人でも、何らかの連絡先を調べておくのが当然ではないか。入所希望の高齢者が無記入にしたことをそのままにしておいたというのは、どういうつもりであったのだろう。
単なる考えが不足していたからであることもあるだろうが、年を取り、家族も身よりもいない方が、終の棲家と決めて高額の費用を払い、暮らしていらした、おそらくこれで平穏に生きれるとその中で何らかの幸せ感を覚えながら暮らしておられたのだろう・・・この人たちに責任感のかけらでもあれば、必要な措置と体制を作ってお世話するのが最低線のことだろう。
私は断言する。こういう施設経営者が日本の各地にいっぱいいることを。単なる考え無しでやっていたとしても、結果的に高齢者の人々の命と最後の人生をくいものにしている人たちが。
言い過ぎというか? もんくあるか?!!!!!!!! ニャロメ! 腹が立って気の毒でおさまらない!!!