寒波

■プン
昨夜の天気予報で、寒波がくると報じていたので、我が家で一番年寄りになっている犬のプンを玄関に入れた。病気療養中のノノは数日前から玄関組みだ。パネルヒーターを玄関に置いて温かくしている。


でも二匹とも元気ハツラツ。夜中に廊下をカツカツと革靴状の足音を響かせて闊歩したり、じゃれあったりしているようだった。ま、これで元気に冬を越してくれればいいんだけども・・・頼むから安眠妨害はやめてくれヨ。


■隙間風
夫が1999年に脳内出血で倒れて入院している間に、寝室の隣にプレハブ様式の書斎を作った。退院したら夫はしばらくは寝たきりになると医師から言われていて、本だらけの部屋をなんとかすっきりと安全にしたいと思いそうしたのだ。
この書斎に、寝室の本や家具を全部入れて、寝室にはベッドと丈の低い整理ダンスだけにし、もし地震が起きてもまぁまぁ安心という環境にしたのである。


あれから10年近く経って、その部屋は書斎として使われることはなかった。夫は書斎の必要な状態には戻らず、せっかく作ったその部屋に入ることをしなかったのだ。それで、そこは犬の部屋になったり、洗濯干し場になったり、納戸になったりして、現在、私の書斎というか”独り場”になっている。
私はずうっと二階の一室を自分の仕事場のようにしていたのだが、夫の認知症の状態が進むにつれ、目の届かない場所でくつろいだり、何かに集中していたりすることはできなくなり、納戸状の部屋にパソコンや本などを移したのである。


今朝も夫が起きる前の5時頃から、その部屋でパソコンに向っているのだが、寒波到来の早朝の寒さは尋常ではない。「寒いな〜」と部屋を見回すと、窓枠や床は隙間だらけで、隙間風がひゅうひゅうと忍び込んでしている。
道理で猫もこの部屋は避けるはずだ。本棚の上には猫用の毛布などしいているのに誰もいつかない。


■ご冥福を
最近は夫の就床に合わせて寝てしまうことが多いから、パソコンに向うのは早朝になる。今朝も少しネットをまわっていたら、飯島愛さんと親交があったというある有名女性のブログにたどり着いた。この女性は、私がどうしても好きになれない有名人の一人であった。
愛さんの死について、言葉ではいかにも悼んでいるようでいながら、友達なら絶対公表してはならないだろう、守ってあげるべきだろうことがシレ〜と暴露してあって・・・。
だが、愛さんがいかにこの世界で懸命に生きておられたかを感じ、偉かったなぁ、と思った。あらためてご冥福を祈ります。