永遠のランナー、高橋尚子さん

今日は仕事の取材で朝早くから笠間の山中まで出かけていた。それで高橋尚子さんのマラソンを見るのは諦めていたのだが、思いのほか早く終わり、殆どスピード違反でつっ走り帰り急いでテレビをつけたら、若いランナーが一位になり初々しい笑顔を見せておられた。”そうかぁ、高橋尚子は敗れたのか”


高橋尚子さんは、かなり順位が遅れて走っておられた。アナウンサーの言葉で、高橋さんが9キロぐらいのところで下がってしまわれたことがわかった。
テレビの中継は、高橋さんのゴールを待たずに終わったが、彼女は待っていた満員の観客にスタンドも空さえも割れるような拍手で迎えられただろう。私も電源を切ったテレビに向かって手が痛くなるくらい拍手をした。
同情の拍手なんかじゃない。
私の場合は、彼女の果敢な美しき挑戦心にどれだけ拍手をしても足りないくらい感動して、そして感謝しているのだ。


尚子さん、おつかれさま! 永遠の美しきランナーに敬意を送り続けます。

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※追記
今、テレビのニュースで、高橋尚子さんのレース後の記者会見を見た。
やっぱり思った通り、すがすがしい立派なものだった。そして驚きとともに一層感動したのは、引退をせずこれからも現役ランナーとして走っていく意思を持っていらっしゃることだ。すごい!
勇気付けられる人がどれほどおられるだろう。レースに勝つ以上の力を多くの人に与えておられる。