石橋をたたいて渡る、という格言を引用して言うと

私の場合、何事も、橋などなくていい、泳ぐか川底を這ってでも渡る、というようなところがある。人によく、「エネルギーがすごい、パワーがある」と言われるのはそういう点からだろう。


さて、今年になって、ある新しいことにトライしているのだが、これに対しても、私はどこか、『橋などどうでもいい、泳ぐか、川底を這うか、なんなら飛び越えるって手も』なぞという感覚を持ったまま始めようとしている自覚があった。
これが始まったとたんに、私は高熱を出して、それが一向に下がらず、健康状態に自信がなくなり、だいぶメゲテしまった。身体がしんどいものだから気力も崩れて、新しいことへの挑戦は無理だなぁと思うようになってしまったのだが、これがあることから、急に活力を取り戻して、やらないで後悔するり・・・と思うようになり再びやっていくことに決めた。


決意のもとの、『あること』というのは、『向こう岸に渡るにはやっぱり橋を作るべき』なぜなら、『橋を作って渡れば、他の人もその橋を利用でする。すなわち、人の役に立つのだ。泳ぐか這うか飛ぶかして渡っても、それは自分がそうできた、というだけのことで、誰の役にも立たない。橋が出来てそのあとは、たたいて渡ろうと、どうしようと人それぞれで放っとけばいいわけだが、とにかく、向こう岸に渡るには、まず橋は作れ。たとえ、その橋が、他の誰もが渡らなくても、ひょっとしたらおサルさんやいのししさんが渡るかもしれない。それだって凄いことだ!』と気がついたのである。


というわけで、今後の晩年に向かう人生は、橋を作りながらとなるだろう。(ムフ)