夫のその後1


6日に救急車で病院に着いた時。視線が泳いでいるが意識はあり、先生の問いに応えていたので、写真を撮る余裕があった。だが熱が9度以上になっており、ほんとに苦しかっただろうと思う。
レントゲンの結果、肺炎になりかけているという。「これを抑えられればいいのですが・・・」とO先生。O先生が大らかにゆったりされていたことで、本当に気持ちが落ち着いた。



7日にはもう熱が下がり、顔色もよく、いかにもケロリという雰囲気。親身に治療にあたってくださった先生と看護師さんに心から感謝感謝である。・・・ただ一抹の不安が。というのは、夫はおとなしく言われたようにしていないに決まっているからだ。実は以前、脳梗塞で入院した病院では看護士さん泣かせであった。すきをみては点滴はぬく、紙おむつははずす、そして身軽になって歩き回り、階段からおちそうになったことも。
それで毎日、私は病室にいくエレベーターを出たとたん、看護士さんにとんでこられ、「夕べは、ご主人、こうこうだったんですよ!」とおこられていた。



8日、今朝はナースステーションの中にこうして車椅子でいた。その前に思った通り病院から電話があって、「ご主人、点滴は抜くし、針は抜くし・・・」と。
朝早いうちに、これまでの脳関係の病院に行って、そこで撮った頭の写真をいただく(買取)。それを今の病院にもって行き、新しい梗塞が出ていないか比べるのだ。この結果がとても心配である。新しい梗塞や出血があったら、病状は別の模様になっていく可能性があり、危険性も出てくる。
これから、そのお話をききに、今日三回目の病院行きである。


この夫のことなど、ここのところ、気持ちが重くてならなかったのだが、人の親身さに触れて嬉しいことも! ありがたいなぁとほんとに思う。