カーナビエレジー

警戒区域に入るには絶対カーナビが必要。地図を見ればわかるけれど、山や田の広がるなかに目ぼしい何かは殆どない。それで昨年、A団体さんの隊員として黄色いリボンで警戒区域に入る時カーナビをつけた。カーナビはものすごおおおおおおおく役に立ってくれた。百人力、いや千人力の力になってくれた。


以後カーナビは地球の孤児のような独り暮らしをしている私の相棒になった。

この相棒がいる限り、どこだって行ける。これまで東京都内は敬遠していたけれど、今では相棒のおかげで、オンボロ軽のドドドドドドという品のないエンジン音をひびかせ銀座を通り抜けることだってある。


ただ、こいつ、ひとつ困った性癖があるんだよね。

遠かろうが近かろうが、高速に乗りたがるのだ。

貧乏暮らしの私にはあの高額の高速道路は超贅沢品。

「下でいいの、路地裏通りでいいのよ」と相棒に訴えるが聞かばこそ。

相棒は、高速の入口に着く前に目的地に着いたいたであろう所でさえも、悠々と高速道路を目指すのである。


あったま来るけど仕方ない。誰にも妙な性癖はあるもんです。

最近は私が出掛ける前に地図を入念に見て、相棒を休ませておき、その間に神経使い使い運転する、という次第。

何のためのカーナビじゃ!(泣)

ー別ブログより転載ー

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後日、カーナビはルートの選択が出来るとわかりました。(恥)