ブログ「福島原発避難地域に取り残された動物・家畜を救おう!」さんが、福島動物救済の国会請願署名集めをされています。ご協力を!

http://ameblo.jp/kachiku-kyuusai/entry-10906357655.html

福島原発警戒区域における動物救済に関する請願 署名用紙
http://cid-a5127ffc3519767e.office.live.com/self.aspx/.Documents/petition0529.pdf

福島原発警戒区域における動物救済に関して
ネット署名はいくつか集められているようですが、紙の署名が出回っていないようです。
国会への正式な請願も、5/20(参議院)と5/24(衆議院)に当方が提出して受理されたものが初だったようです。
そこで遅ればせながら、紙の署名集めをあらためて開始することと致します。

集めた署名は一定数ごとに衆参議員を通して国会へ請願として提出します。
家畜について、福島県の調査によれば、原発20km圏内の警戒区域に、現時点でも牛と豚 千数百頭が生きていることが確認されています。

多くは放されて野良となった動物や、密かに餌を与えられている動物と思われますが、今後この状態が続けば、これらの生き残りも餓死する可能性が高くなります。

国からは既に殺処分の方針が出されていますが、報道でも伝えられるように、県職員は「膨大な手間と時間がかかる」としており、現実には放たれている家畜の殺処分は相当に困難と思われます。

その一方で家畜を生かす道も模索されており、そのような動きを国レベルで後押し、加速してもらう必要があります。

ペットの救出も急ぐ必要があります。
今からでも、生き残りのペットや家畜を救うために、行動を起こす意義や余地は十分にあると思います。
どうか皆様のお力を貸してください。
国を動かして動物たちを救いましょう!

今回は当方で見切り発車してしまいますが、できれば力のある動物愛護団体さんに取りまとめしていただければ幸いです。ご協力いただける団体さんはぜひご連絡ください。

当方からも順次、メール等で呼びかけさせていただきますので、よろしくお願い致します。

なお、当方は特定の政党に肩入れすることはありません。
動物の救済に尽力くださる議員さんを政党に関わらず応援し、また協力をお願いしていきます。
この重要な課題に、議員の皆様が党派を超えて協力し、取り組んでいただくことを心から望みます。



福島原発警戒区域における動物救済に関する請願 署名用紙
http://cid-a5127ffc3519767e.office.live.com/self.aspx/.Documents/petition0529.pdf
(集約先は署名用紙に記してあります。会名は郵便物を特定するための便宜上のものです)
署名集約と提出の状況については、このブログ上で適宜ご報告させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



以下、請願内容
福島原発警戒区域における動物救済に関する請願

福島原子力発電所の事故により、多くの家がペットを、農家が家畜を取り残して避難しており、20km圏内だけでペット数千匹、牛と豚3万頭以上、鶏60万羽以上がただ飢え死にを待っている状態です。
家畜を中心にその多くが餓死していると言われていますが、一方で、まだ生きて、餓えと闘っている動物がたくさんいることも確認されています。
動物に餌と水を与えずに放置することは、環境省所管の「動物の愛護及び管理に関する法律」でも、罰則が定められて厳に禁じられている、虐待行為の最たるものです。
飼い主はもちろんのこと、国民の多くがこれら動物たちの身の上を毎日切実な想いで案じています。
生命尊重の観点、また今後の社会を担う子供たちの情操教育の観点からも、動物たちを見殺しにすることは絶対にあってはならないことです。
どうか国力を挙げて、一刻も早く以下の事項を遂行されるよう、お願い申し上げます。


<請願事項>

1.家畜を含む動物への給餌給水
2.家畜を含む動物の生存が可能な場所への移動措置
3.獣医師等を含む動物救護専門家の警戒区域への立ち入りへの便宜
4.家畜を含む動物の受け入れ先の斡旋

以上

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管理人記
被災地の動物の救済に関して、さまざまなご意見・ご見識があろうかと思います。
「家畜は商品、放射能に汚染されれば商品価値はない、廃棄するのは当然」という考えが絶対見識のようにいわれ、救おうと主張する者を、感情論と切り捨てられる傾向もあります。
人間は古来から、動物たちを、食料、医療の発展のための実験、毛皮をとるなどなどに利用しており、動物は人間の商品、という絶対見識が根付いており、こうした「識者」から見ると、立ち入り禁止区域の動物を救おうという訴えは、感情的でナンセンスで厄介な主張、となるのでしょう。

私はこうした見識になかなかついていけません。人間と暮らしてきたペットはもちろんのこと、家畜たちに対しても、取り残され、飼い主たちの声、餌が準備される音や仲間の嬉々とした食べる声、気配が一切消えた小屋で、毎日毎日、毎夜毎夜訪れるのは闇の静寂だけの世界となった中、迫りくるしかも次第に増す空腹、渇きの苦しみあがき、ついに待って待って待っていた懐かしい飼い主の足音を二度と聞くことなく力尽きていく、その痛みが我が身を突き刺し、辛くて辛くて哀れで哀れでなりません。

よしんば、一歩ひいて、「商品」とする線からみても、震災後、動物を救済する政策が一切とられずずるずると放置し、餓死するがままにしている政府や自治体の姿勢は、理知の欠片もない非人間的な情けない体たらくであると思えてなりません。
また、動物の心や命を同じ地平を生きる家族・仲間と感じる人たちの切なる思いを、感情的と切って捨てる姿勢は、人間に最も大切な価値『愛』を切って捨てるに等しいことではないかと思えてならないのです。


もう多くの家畜・犬猫ペットたちが無残な死をとげてしまいました。せめて現在懸命に生きている動物たちを、市町村県国、民間の団体・個人が連携して一斉に救出して下さいますよう心からお願い致します。