何を訴えるのか

目にした情報におろおろしていては、何を訴えたいのか自分の骨柱が分散してしまうことに気付いた。特に、『動物たちは餓死の決定』ととれる内容のものを目にすると、そのことばかりが増幅して、「酷い!」という感情をぶつけるだけの合理性を欠いた訴えになってしまう。


そこで先ほど、福島県の担当部署に電話をし、担当者と話した。
「餌をやるな」という通達は一切していない、と言明された。ただ、餌云々には触れていないが、20キロ区域内は「立ち入り禁止」としているから、必然的に餌はやれない、ということになる、ということであった。
また自分たち職員は、立ち入り区域以外の動物には、元気なものには餌をやり、弱っている動物は保護するように努力している、ということである。そして、いずれの区域をも、庭に繋がれている犬に餌をやるなとは言っていないと。


以上のことを自分の耳で聞いた。
訴えるべきことははっきりした。
【20キロ区域内の動物を助けるための政策をすぐに英断してほしい。そして、今後も立ち入り区域が増えることを想定して、その地域の動物たちの避難・救済を急ぐこと。そのために、国・県・民間団体が連携して、救済するのに合理的なシステムを作り、それぞれの立場と経験と熱意を生かしてほしい】ということだ。