徹子の部屋

そろそろ眠りたいのだが、夫がまだ手遊びなどしているのでそういうわけにはいかない。夫は眠れないまま裸になってしまったり、布団をはいでしまったりするのだ。部屋はヒーターをつけて多少は温かくなっているが、裸で眠ってしまっては大危険である。


仕方ない。先日、「徹子の部屋」を観て思ったことをメモっておくことにしよう。
ゲストは歌手の和田アキコさんだった。
和田アキコさんが、豪快なイメージとは違って、何かあると「自分なんかいない方がいいのではないか」とか、「自分がいけなかったのか」など内省的に自分を追い詰めるところがある、と話しておられた。


すると、徹子さんが、「私はそういうことぜんぜん思わないの。考えないの。ああこうなのか、とか、こうなったんだな、と思うだけよ」という意味のことを言われ、そして、和田さんに、「今度自分のせいだとか自分はいらないのではないか、など思うことがあったら私に電話しなさい。そんなこと考えなくていいの、と言ってあげるから」とにっこりされた。
和田アキコさんは少なからずショックのようだった。
私は、『ああ、和田アキコさんはいいことを言ってもらったなぁ』と思い、黒柳徹子さんを、「この人は真の大人物だ」と感服した。
それから、「徹子さんは、生まれたときから人に(特にご両親)愛されてきた方なんだなぁ」と感動した。


私もちょっとしたことでくよくよと、「自分なんか」という思いにおちる。これは小人物の煩悩に過ぎない、とつくづく思った。(和田アキコさんはすぐにくよくよされるからと言って小人物ではありません。彼女は真の才人のひとりでしょう)