ニャ〜イ

今朝は三時半に起きて(つまりあまり寝てないということだけど)半身浴をして汗を流したあと、ある作品に集中する。空が明るくなって、夕べから帰ってこない白い長毛猫のミルを探しに出る。
森に捨てられたのだろうミルはおどおどと森の食卓に来るようになって、なれたところをつかまえて病院に連れていき避妊手術をし、そのまま我が家の猫になったのだが、なぜか他の猫たちのいじめの対象に。たいてい互いにすぐに慣れて、結構それぞれ他人猫同士が仲良く暮らしていくのだが、このミルだけはいつまでもいじめられる。


見ていると、ミルのほうが、他の猫に対して、「さがれ! さがれ! この美しい真っ白の長毛が目にはいらぬか! さがりおろう!」・・・・・かどうかは知りませんが(多分神経質なだけでしょう)、とにかく威嚇するのだ。
こういう時は仕方ありません。「みんな同じような運命を辿ってうちに集まり、こうして生きているのよ、仲良くしなきゃ、生きていけないよ」なんてセツユはヤボというものです。「はい、はい、女王様、ご機嫌麗しゅう」とプライドを守ってやるしかありません。


そのままではシモジモの猫たちが承知しないから、シモジモをこっそり集めて猫缶を振舞いながら言いきかせます。「猫もいろいろいらぁな、気にするニャ」。「ニャ〜イ、わかってるから猫缶もっとくれぃ」。