「歴史の法廷に立つ覚悟はあるのですか」

事業仕分けに対して、野依良治教授のこの言葉。学者の魂の言葉。



といって私は民主党政府が行っている事業仕分けに冷ややかなわけではありません。やるべきことに徹していらっしゃるのだと理解しています。
ただ、仕分けをしている人々に、己を知り対象の意味や価値を洞察する姿勢が見えないことが、こちらは何もそこに関わるものではないのに、妙な不安感を覚えるのです。


ただでさえ世の中には、何もそのことの真実も深淵も見ようともしないくせに、たまたま得た立場と権力をかさに恥知らずな断罪や決め付けに終始する人間がいますからね。